実験メモ
Neck:
- DuringにおいてはHSHL両者共に↑。
- InterposedにおいてはHSのみ↑。HLはctrl値に↓。
Arm:
- どれも増加なし。
- VSTはα、γ両者に接続・・・猫で証明済み
- 人間では、GVSでαはおk(Kennedy04)、γは無理ぽ(Bent07。ただしTAによる測定)
- 猫γ運動ニューロンのrecruitment thresholdの低下?→Bent,Macefield再読
- γMNpool γのリクルートメントではなく?
- γMNsの発火には関与していないことを前提とするべし。(IHLがctrlと変わらないためこれは崩せない)
- 他の可能性としてはシナプス前抑制に対する抑制(disinhibition?)
解釈としては:
- HSにおいてのみアフターエフェクトが見られる。つまりステレオタイプのReflexというよりは認識系を介したロングループの反応である可能性がある。(BodySchema関与)
- ではなぜHLではこれが見られないか。まず両者の違いはSpindleのSensitivityのみであると仮定。
- まずT-jerkはIaafferentが膨大。一方でHLではそのSensitivity故にTendontapによるAfferentは全体として減少。つまりIa→αの過程でのMNspoolExcitabilityの上昇が十分に行われない。当然大きな径のMNsはreflexにも大きく寄与するため、そこまで届かない状態だったHLコンディションでは比較的小さな増加(それでも増加)しかなかった。
- これを統計的に見たときに、数値上大きなIncrementのあるHSがSigを叩き出しやすかった、という解釈?
- もしくはアフターエフェクトと見ずに、NVibがSpindlesかMNsの状態を変化させ、それが10s後も残存しているといった可能性はどうか。HSの時はVib後にも効果が残り、HLでは残存効果は認められない。HSHLの違いはSpindleセンシティビティ、RestingDischargeの差。ほかにはHS後にはPostactivationDepressionがかかっているとされる。(Gregory1998)
なんでIHSで効果が残存するのか?
- NeckSpindle自体が発火し続けてる
- VNでの発火が持続している
- 下肢MNspoolのexcitabilityが増加したまま
- 下肢fusimotor→Spindleのセンシティビティがあがったまま
- シナ前脱抑制が起こったまま
逆になんでIHLで効果が消失するのか?
- 所詮slackだからt-jerkに対してはもともと反応が鈍いから
-
HとTの違いについての解釈
- 要はVibがSpindleに対してなにかしてる(γ系によるSensitivityの増加)
- もしくは、小さい径のIaAfferentのコンダクタンスに対しなにか影響を及ぼしている(シナ前抑制とか)これはHが大きい径のIaから順にリクルートすることから、小さいものはInvolveされにくいのではという仮説。逆に機械的刺激のTは小さい径から順に波状にリクルートしていくため、Hより幅の大きいIa入力となるはず(へねまんのSizeprinciple)
- また、HはTと比較しシナ前抑制に対するセンシティビティが高い(Morita,1998)。つまりシナ前抑制のあるコンテクストでは増加しにくいことも考えられる。
- シナ後抑制に対しては同様にmodulateされる。