モノクロームの春風とピートの香り

メルボルンの長い冬も漸く過ぎようとしているようで。


休日。


街ぶらしてるとオープンカフェにも人が座ってるわ、半袖君とかいるわ(これは年中)で、あちこちに春っぽい情趣が。
季節の変わり目ですな。カフェに陣取って街角チェック。


しかし春ってのは、ぬるい気候の割には無性にざわざわします。
桜センチメンタル症候群かと思っていたけど、こっちに来てもそれは変わらず。
とても明るい季節である反面、ふとした瞬間に色を失うというか。


こっちに渡って来て2年ちょい。まだしばらくは桜を見ることもないのだろうなー。
昔住んでたぼろアパートの前には目黒川が流れてて、両岸から川面に注ぎ込むようにして生えた桜並木が好きでよくうろうろしてました。
水は汚いとかいわれてるけど、あの眺めは秀逸。ぜひ。


友達集めて花見とかやってたなぁー。とか、あのまま働いてる人生とかもあったんだよなぁ。とか。なかなかうまくいかねーなぁ。とかとか。
いつのまにかいろいろ思い出して微ネガモードに突入。
ふらふらと徘徊した末、そのままバーに吸い込まれ、久しぶりに独り飲み開催。


まぁ、たまにはアリだな。花見だ花見!(花はない)
大好物のラフロイグを出してもらい、機嫌も良くなったところで撤収


しかしまぁ、
この酒の香りが一番しっくり来るのも、春なんだよなぁ。