ちょっといい感じのメモツール
僕が論文やらの整理に使っているTiddlyWikiの紹介。
この1〜2年ほどずっと使っていますが、これがなかなかの使用感。
工夫次第でいろんな使い方ができると思います。
簡単に言うと普通にWikiです。自分用Wikipediaみたいなのを想像してもらうといいかもしれないです。
ただ少し違うのは、サーバー上でなくても動作する点。これは地味にうれしい。
さらに記事の検索結果を一括表示でき、タグもつけられるというあたりも使いやすいです。
つまり、検索キーワードやタグを使って、関連する記事を一覧することができるんですが、これが非常に快適。
たとえば、あるキーワードについて触れてある論文を全部引っ張り出したい場合や、あの著者の論文どこだっけな・・といった場合にも、自分の注釈付きでズラッと並べてくれます。
もちろんタグのつけ方などは工夫しないとアレな事になりますが、正直これに何度助けられたかわかりませんw
手軽に点と点を線で結べるツールとして重宝しています。
【日本語版】
http://flow.dip.jp/mt/archives/u/twmemo.html
【オリジナル版】(英語)
http://www.tiddlywiki.com/
※導入方法は日本語版の「ToDo」と「メモ」の記事参照
利点をいくつか挙げてみます。
・導入、更新が簡単
・ブラウザひとつあれば開ける
・Webに置かなくても、ローカル保存したファイル1枚で動く
・インクリメンタルサーチ(1文字入力ごとに絞っていく)がデフォルトでついてる
・WikiWordとhttp〜は自動リンク生成
・自動セーブ、自動バックアップ可
・他のTiddleyWikiの内容をインポート可能
・拡張プラグインでカスタマイズも
・記事開く動作がちょっとカコイイw
逆に不満な点としては、
・メモリ使用状況によっては動作がやや緩慢
・タグクラウドがない(リストはあります)
・タグ編集機能(後から一括リネームとかマージ機能)が欲しい
・2文字以下は検索不可(日本語には致命的。別途プラグインを入れればおk)
こんなとこでしょうか。
詳しい使い方などはここで解説されてます。
http://hsj.jp/junknews/archives/tiddlywiki_susume.html
上のサイトさんのようにインターネッツ上にうpする手もありますが、僕は心配性なのでローカル保存派です。
ファイル本体が手元にあるのでなんとなく安心。
・記事単位で情報を整理しつつ、タグ使ってフォークソノミーっぽくまとめたい
・過去の記事が埋もれていくのがこわい。ぎゃー。後から手軽に検索したい
・更新に手間がかかるとだるい。テンション下がる
・Webベースである必要性について小一時間考えたことがある
みたいな人はコレ使うとすこし幸せになれるかもしれないです。
使い方はいろいろあると思いますが、料理レシピの整理とか講義ノートなんかにも向いているんじゃあないかなーと思います。